精密鋳造について

特徴

  • 石膏に鋳入むため、鋳肌は極めて滑らかなのが大きな特徴です。
  • 形状・材質を問わず、ゴム型等を用いて型を作成するため、自由なデザインが可能になります。(型の取れないものは、3Dスキャンで造形することも可能です。詳しくは3Dスキャンページをご確認ください。)
  • 金属金型や砂型を作る必要がないため、初期費用のコストダウンが可能で小ロットから対応できます。
  • 鋳造に用いる型については、吹付などで型を取る方法もありますが、弊社では最も鋳肌が平滑な「石膏で作った鋳型」での精密鋳造を行っています。画像から鋳肌の綺麗さをぜひご確認いただきたいです。

精密鋳造の加工例(ステンレス)

細部の再現も可能で、鋳肌はとてもきれいです。
(写真は加工等しておりません、鋳肌をご確認いただけるよう鋳造後そのままの状態を掲載しております。)

(右)ワックス型・(左)鋳造し成形した製品原型

ゴム型にWAXを流し込み、ワックス型を作成します。
細部までデザインを再現できるため、繊細な造形も精密鋳造であれば可能となっております。

精密造形の鋳肌

鋳肌とは、鋳造したままの鋳物の表面のことをいいます。つまり、鋳放し状態の表面のことです。
鋳肌は溶けた金属と鋳型との接触面で、鋳型の種類、性質、状態によって変わっていきます。

鋳造に用いる型については、吹付などで型を取る方法もありますが、弊社では最も鋳肌が平滑な「石膏で作った鋳型」での精密鋳造を行っています。
石膏は砂や吹付材より粒子が細かいため、精度高い原型を作ることが可能になります。
また、その日の気候や状態などの様々なデータから最適な状態に調整した石こうを使い、真空に近い状態での鋳造が可能な最新機器で、溶解地金が埋没材と接触した際に発生するガスを抜き、最適なタイミングで加圧することで、鋳物へのガス混入を最小限に抑えるため、薄物・細物も鋳肌がきれいにしあがり、原型、仕上げの効率も数段上がってきます。

このほかにも、加工事例を掲載しております。
地金素材別に加工事例をご覧いただくことが出来ますので、ぜひご覧ください。

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